地球堂模型探訪 〜2017年晩秋・浜田旅行記


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2018年5月5日(土) UP
2018年5月10(木)本公開


 ●島根県浜田市の模型屋さん




地球堂模型さんFaceBookページはこちら


 以前から、その模型屋さんは知っていました。
 都会からIターンしてきた、若い店長さんに代替わりしたということ。
 現在、島根県浜田市で精力的に模型店を営んでいて、地元の模型文化に無くてはならない存在になった、と。
 模型雑誌でのお店紹介やら、NHK地方ローカル番組での、お店取材特集などで、そのお名前は存じておりました。

「地球堂模型」
 それが、浜田市の模型屋さんです。

島根県浜田市は、島根県のなかでも「西部」に位置します。
例えば県庁所在地の松江や、出雲大社がある出雲……そして残田が住んでいる出雲の山奥 は「島根県東部」です。
シマーネ農業王国は縦に長く、東部から西部に行くとなると、結構距離があって、時間がかかるのです。
なので、地球堂模型さんに行ってみたいなぁ、と思いながらも、なかなか行けず。

 それが、2017年夏に、島根県江津市(こちらも島根県西部です)で開催された
「ごうつホビー祭り」において、残田は地球堂模型店長・南條さんとお話をさせていただいたのですね。
 詳しくは、ホビー祭りオフレポを読んで頂きたいのですが、このホビー祭りの「模型部門(展示、工作教室など)」は、地球堂模型さんの主導・企画で行われたものでして。

 「地方にも、模型の文化を!」という熱い思いで、地元の模型文化をオーガナイズしていく地球堂模型さん。
実際、ホビーまつり前日に、会場への前日搬入があり、地球堂模型さんと、氏のお仲間・ご友人の一同が車で乗りつけ、
一斉に展示の準備をされていました。まさに、リーダーとしてのカリスマを感じさせるエネルギッシュさでした。

 地球堂模型さんには、ホビー祭りのイベント中、非常によくして頂きました。
残田の「出雲からジオラマかついでやってきた」というのがインパクトがあったかどうかはわかりませんがw
 ともかく、いろいろと御気を遣って頂き。
ちょっと時間があったときに、このホビー祭りの企画趣旨や、地球堂模型さん関連の各展示作品の精神性について議論をしたり、と。
 それで、最終的には名刺を渡しあって、「いつか必ず地球堂模型さんに行きます!」というお約束をしました。

 
 
 さて、そんなわけで。行くというからには行かなきゃね。
 折しも、ちょうど11月の末に、家人のひとりが、我が家が檀家となってる寺関連のイベントが、浜田市で行われるという。
家人はそれに参加せねばならず、車で浜田に行く、と申しだしました。
 おーこりゃちょうどいい。
「わたしも乗せてってー、助手席でandroidタブレット・googleマップでナビはするからー」
ということで、win-winという感じで、家人の車で、一路浜田市へGO!都合、3時間!

 浜田市に到着して、
「おお、結構大きい町だ。文化の香りがする」
と家人と話し合いました。
自分はまず、場所だけ把握するため、地球堂模型さんの実店舗へ歩いていきました。

 (地球堂模型さんの店舗の道筋については、記事の最後で説明します)

……わりとすんなり見つける。
で、お店の中に電気はついていて、
「あれ?開店まえの、お店の会議かな?」と思い。
そんなわけなんで、邪魔するわけにも行かず(当然)。
店内を外からチラチラっとチラ見して、開店時間までどっかで時間をつぶそう……としたら、


なんと、地球堂模型店主・南條氏が自分を追っかけてきた!w


南條店長「お久しぶりです、ごうつホビー祭りのとき以来ですね!(にっこり」

残田「あ、はい、まさにそうなんですが、よく覚えてくださいましたね! びっくりしました」


 ……残田はこの日に限って、同人イベントとかでいつもかぶっている、トレードマークたる「黒い帽子」を、
このときは忘れていたのです。せいぜい、当時と同じモノを持っているといったら、タミヤのロゴの入ったトートバック(タミヤトート)ぐらいで。
 しかし、店長さんは自分の風体を完全に覚えていらしていたようで。
 これはびっくりでした。
 多分、モデラとしての立体物記憶力の良さかと推察するのですが。

南「印象深かった参加者の方だったのでw」

残「ウフフw いや、しかし驚きましたが、覚えていて下さり、とても嬉しいです! ごうつホビー祭りでは本当に、お世話になりました!(一礼」

南「いえ、こちらこそ。今日は……」

残「もちろん、地球堂模型さんに来るためだけに、浜田に来ました。出雲から!」

南「あ、ありがとうございます! 遠いところわざわざ……お車で?」

残「えーと、連れが寺社仏閣の方で、イベントがあって、それに乗っけてもらう形で……」

南「ああ、なるほど。いや、わざわざ本当に来てくださって、すごく嬉しいです……! ただ、申し訳ないんですが、開店時間が11時でして……(現在午前10時前)」

残「もちろん、もちろんです。その間、どこかで時間をつぶしています」

南「すいません、お手数おかけします」

残「あ、そうそう、地球堂さん、【工作スペース】を設けてらっしゃるんですよね。ここですか(店舗の奥のスペースで、外から見える位置にある」

南「はい、そうです」

残「予約させてください! 家人のイベントが終わるまでw」

南「もちろんです! ではお一人分予約させていただきます」

残「今日は一日よろしくお願いします!」

 ってなわけで、近くの雰囲気の良い喫茶店にて、しばしきうけいして、時間をつぶすのでした。
しかし、この残響をひと目見ただけで認識し、判断し、追っかけてくださるっていうのには、本当にビビった、良い意味で。いや、人間(関係)に対して真剣な方である。


 で、11時(開店時刻)。


 5分前くらいから店の駐車場で待っていたのですが(ロックバンドの出待ちか!っていう)。
 日曜日の、若干小雨が降っている最中だったのですが、すでに少年2人組が工作道具を抱えて開店を待っていたり、
常連客っぽい男性が車の中で待っていたり、と、彼ら、「早く地球堂模型に入りたいっ!」というオーラが見え見えでした。
 
 こんなに愛されている店って、この模型屋冬の時代においてそうそうないよなぁ……
 もちろん、実際に地球堂模型さんに入って、買って、工作スペースで模型を作っていたら、その理由はすーぐに分かるんですが。

 開店。南條店長のお父様(先代?)が、シャッターを開けます。
 お待たせしました、との声でもって、いよいよ模型店に入ります……この模型店内突入の瞬間は餓鬼の頃からトキメキ度合いが変わらんなぁ!
 

地球堂模型さんの外観はこんな感じで、



 一面に、模型のディスプレイがあります。バリエーションに富んだ、どれも力の入った力作ばかりです。
実際、ここに置かれているいくつかの展示物は、ごうつホビー祭りにおいても展示がなされておりました。


 とりあえず荷物を、予約した工作スペースに置かせてもらって、まずは工作スペースの「時間レンタル」をします。
 値段は……安い! 異常に安い!1時間100円! 都会の工作スペースだったらこれの何倍するって話だまじで! 
 とりあえず、今回は3時間をサクっと。


 そして、店内を御はいけーん。
 
 まず、ガンプラ
 最近のキットが置いている……その間に、

残田「うわ、「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」のキットがあるぞ、これレア品なんだよな……(確保) それから、プロショップ限定 のガンプラもあるぞ(確保)」

 裏側には、コトブキヤ製品。おお、しっかりフレームアームズ(本家。通称、兄貴、ニーサン)や、フレームアームズ・ガール(通称:)があるぞ。
 ネットでは時折微妙に高値になる迅雷 indigo ver.もしっかりあるー(要するにアニメの忍者娘なカラーバリエの迅雷)。
 それから、今は、ブキヤが社運をかけて企画している、組み換え式プラモ「ヘキサギア」を押してますな! とりあえず
ボルトレックスをひとつ確保(後述の伏線)。
 地球堂模型さんの品揃えの特色は、「改造パーツ」が半端なく豊富だということ。ブキヤ、waveあたりの武器やジョイントパーツ、
 手首パーツや目玉パーツ、プラ素材やメタル素材。
 各種プラ棒や、ファレホ、シタデルなどのマイナー塗料、LED電飾用素材、各種パテ、そしてジオラマ用素材などなど……

 ……つまり「模型改造・ジオラマ」製作するにおいて、これ以上ない頼もしい品揃えになっているのです!
 ここにくれば、まず間違いなく改造のグレードアップが望める。そして手を加えていけば、さらにさらに!


 これは、やっぱり南條店長の「哲学」でしょうね。プラモをただ組むだけでもいいけれど、やはりオリジナリティを発揮していって、
自分オリジナルの模型改造をして、この世にただひとつの「自分だけの模型」を作っていくクリエイティヴィティを最大限寿ぐ、という。
 そう、模型は改造(カスタム)だよ、兄貴!

 AFVや飛行機、艦船模型などのスケールモデルもきっちり!(マイナーキットが所々にあるぜぇ) 
 変わり種では、電子工作用のキットもあって、IchigoJamみたいな子供向けの基盤が置いてある。電子工作までカバーしますか……
……南條店長、次はラズパイ(Raspberry pi)取り扱いませんか?



●工作スペースでの最高の数時間



  さて、しっかりキットを買ったところで、工作スペースにおいて、いざ工作!
 ところで、品揃えが良い、と褒めたら、「流石にマイナーなレア品お買いになられましたね……」とこちらも褒められたw まあそれくらい分かる程度にはこちらもマニアであります。

 地球堂模型さんの工作スペースは、

・塗装ブース複数完備

・もともとキッチンだった、という環境上、水が使えるシンクがある。
 これの存在の重要性の意味は、モデラならわかるな? 値千金といえよう。

・工作台も、「パーツ整形」スペースと、「筆塗装」スペースとで、分けてある。

・製作途中の作品を置いておける、ロッカーまで完備している。

・本棚には、模型製作用の資料本、雑誌が置いてある。

・ニッパーやヤスリや接着剤は貸し出してくれる。自分はもちろん、愛用のアルティメットニッパーグレード4を持っていきましたが。
 でも、ちょっと極細ピンバイスが必要になって。店長さんに相談したら、
 即座に孔の口径を、ポケットから出したノギスで測って頂き、
南「これならどうですかね?」
と、ピタり合うピンバイスを渡してくださいました。
圧倒的モデラ的頼りがい……!

・コーヒーも出してくださいました。ありがたや。

 さすがに、大掛かりなキットをいちから作るのは、時間の関係上、素組み程度でも難しいかな、と思い。今日買ったのは、どれもそういう意味で難物だったもので……w
 なので、コトブキヤの武器シリーズの(M.S.Gモデリングサポートグッズ ウェポンユニット)この蛇腹剣を作ることにしました。
 
 まず、獣王な盾の方から作ります。パーツを切って、ヤスリをかけて、パーツを切って、ヤスリをかけて……
……ああ、幸せだ。
 工作スペースは完全に工作道具・環境が整っていて、周囲では模型を愛する人たちが模型談義に華を咲かせています。
 もちろん煩いようなことはなく、いかにも楽しそうに。あるいは、無言で熱心に塗装をされている方も。
 南條店長も、たまにこの工作スペースにノートPCを持ち込んで、お仕事をされます。
 そこで、ちょっと会話なんかをしちゃったりして。
 ごうつホビー祭りのオフレポを勝手気ままに書いてしまったこと、とか、地方での模型文化の話、であるとか。
 

 地球堂模型さんこと、南條店長は、以前は都会でお勤めになられていたようですが、
奥様とIターンして、この地球堂模型をお継ぎになられた、三代目でいらっしゃいます。
 若いながら、模型への愛は本物で、静岡を中心とする模型業界へのパイプも持ってます。

 「工作スペースをわざわざ設ける」というところなんか、相当なものですよ。
だって、商売的に言ったら、スペースをわざわざ無駄に展開するようなものですから。ショバにかかる空間的経費っていうのもね。
でも、店長さんは、そこにむしろbet(投資)する。
「模型は作ってこそ、工作は手を動かしてこそ。そして作られた工作物は、皆の模型愛の輝きなんだ」という、
「工作文化(ものづくり)」への信頼と愛をひしひしと感じさせます。
工作文化・模型文化を育てていく、それにはまず手を動かせる環境が必要なんだ!と。


 こう言うのもなんですが、店長さんは、「ただ模型が好きなだけのおたく」では、ありません
イベントのオーガナイザーとしての手腕、浜田周辺の各店舗に働きかけての、イベント企画立案・実働。

 そういうイベンツを「ただ楽しいからいーんだよーグリーンダヨー♪」みたいなあほでヌルい考えは抱いてらっしゃいません。
 都会で揉まれただけあって、「現代的な商売」というものを骨身に染みてわかってらっしゃる。
 プランを練り、投下と回収の原則に基づいてきちんと計画されておられる。
 だけど、その根幹にあるのは、「工作文化(ものづくり)」への、熱い愛の熱であります。南條店長の、知的な眼鏡姿の奥に見えるまなざしを見れば、それがわかります。


 企画といえば、地球堂模型さんのFacebookページを見ればよくわかるのですが、地球堂さんは様々な企画を次々と展開されています。
多くやっておられるのは、ミニ四駆レースですね。また、工作教室なども積極的にされています。
 近年は石見(島根県西部)・町おこしの「地域遊びイベント」プロジェクト「いわみん」にも、「親子ミニ四駆工作教室」として参加されています。


 そして、その集大成が、あのごうつホビー祭りなのでしょう。今年2018年も、「第二回」があります。
 詳しくは公式HP参照なのですが、今年は「2日間開催」なのです! 残田も2日間出ますよ!ジオラマ作って!


 地球堂模型さんに残田が行ったときも、企画があって、
 こういうコンテストがあり、店舗の展示スペースに、このように飾られておりました。


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 店長さんに、残田も採点とコメントを求められたので、まず採点させていただきました。
 それから工作スペースの机の上で、ポメラ(携帯ワープロ)で、以下のような感想(小評)文章をガガガーっと書いて、
 店長さんに送りつけるという暴挙に出ましたw(コメントってそういうモノじゃないぞぅ!)


●残田による寸評コメント

(上記写真左から順番に。当日その場で全部書いた。よって誤字脱字そのまま)


No.1 サーズデイ氏「紅雷」
背面武装盛りの、参加作唯一のフレームアームズ改造作。フラットな赤と白のコントラストの知的さが好きです。
全体のカラーが赤白、そしてアクセントで金色で、ただの王道ヒロイックな主役機っぽさだけには収まらない個性があります。
「装甲を厚くし、動かすために各部に推進器を〜」の設定は、ドムからGP02サイサリスに至る「強襲機」を彷彿とさせます。

No.2 コーラ丸氏「爆炎大将軍」
レジェンドBB武者頑駄無と、同じくレジェンドBB真駆参大将軍のミキシングは、かつての年末商戦BB大型キット「○○大将軍」の系譜を感じさせます。
これは深読みかもしれませんが、武者+真駆参、というのは、武者のストーリーとスペリオルドラゴン系譜のスタ・ドアカ・サーガのパラレルifストーリーすら想像させますね。
全体のデザインも、二つのキットのヒロイックさを合わせた「豪華さの勢い」があります。

No.3 あきカン氏「ジム・カスタムキャノン」
この「本末転倒」な機体コンセプトストーリーが最高ですね!(大分マイナーゲテモノカスタム機趣味に毒されてるな……w)。
三つのレンジのライフルを備える機体ですが、右の武装のアメイジングウェポンバインダーのライフルを片手で持たせているところが、
最初から機動性なんてものを捨てている「遠距離射撃専用」のコンセプトを彷彿させて良いです。
片方がライフル、片方がハンドガンというアシンメトリな武装の持たせ方もまた。

No.4 ラン氏「センナリ将軍」
おれは知っているぞ、この制作者は間違いなく90年代ボンボン読者だ!(決めつけ)
以下その勝手な前提(仮説)にのっとって話をしますが、もともと千生将軍はBB戦士ナンバリングの中でも、
いつも栄光でもって扱われてきた特別なものです(雷帝千生大将軍を含)。
そして、ボンボンで当時、ザクレロモチーフの千生将軍を、フルスクラッチで様々なバリエーションで作る作例(子供に無茶させすぎないつものボンボン作例)がのっていたものです。
そんな当時のボンボン記憶が蘇りました(誰に通じるねんこれ)。
三国伝・レジェンドBB基準のスケール、可動でもって、千生将軍を作るこのコンセプト。
当時のBB戦士ファンからしたら、感涙ものですね。メッキから台座に至るまで、完成度が高いです。

No.5  にょろぞう氏「ジェガンフルバーニアン」
フルバーニアンの名前はダテじゃない! な、背部武装と、盛り盛りの武装です。
それをモノトーン塗装でキメるところは、隠密(ステルス)機でありながら、現代(宇宙世紀)ミリタリ色も出ています。
しかし隠密なのにガトリング盛りすぎ、過重装備すぎじゃないですか……?(その隠れるつもりがあるのかバカヤロウ的コンセプト好きw)

No.6 徳原暁良氏「ダナジンマリーネ」
唯一の「水もの」です。長い腕の禍々しいデザイン。むしろジオンの異端な機体っぽさがじわじわ伝わってくるような感じがします。
クローの細い爪の鋭さもまた禍々しく、精密作業と破壊を同時にこなしそうな妄想すら。
全体のダークブルーのカラーリングと光沢が格好いいですね。
そういったダークトーンもまた禍々しさに一役かっています。ヒロイック路線に背を向けるこの悪役の美学!

No.7 kaito氏「キュリオスII」
可変機だー! オリジナル改造機にして「可変も出来るよ!」というのは、それだけでポイント高くなりますね。
ちゃんと可変も出来るというデザインというのは、なかなか出来なかったりするので。
全体の色彩も、鮮やかさとスタイリッシュさを兼ね備えつつも、ウイングのクリアパーツが良いアクセントになっています。
それにしてもオレンジと黒のコントラストが良いですね。全体的にエッジーさを生かしたデザインで、やはりガンダムにZ以来の可変機のデザイン系譜があってよかったなぁ、と思わされます。
自分はこういうZの系譜的可変機デザインが好きなので。

No.8 おじさん氏「遠距離スナイパー」
サテライト!X!月は出ているか!?とか言いながら実はキャノンをガンダムXやダブルエックスのサテライトじゃなく、
フレームアームズガール・轟雷のキャノン使ってるというねw(おれは見逃さなかった)
しかしそれが違和感なく調和しているところがなんとも。
しかしクアンタを接近戦仕様ではなく、遠距離、しかもサテライトシステムを採用した兵装デザイン。
そこにリフレクターとしてフリーダムのウイングを合わせるところが、もうガンプラは何でもありだ!自由だ!というアメイジングな勢いすら感じさせる全部盛りのデザインです。
しかしそれも、クアンタのカラーでもって統一されているからこそ、「ごちゃごちゃ感よりもスタイリッシュさ」が現れている、と思います。

No.9  はらだ氏「さぁパーティのはじまりだ!」
まさに「ガンプラは自由だ!」とセイ君と委員長の合作っぽさすら溢れるクリスマス季節柄作品です。
そんなファンシーっぽさがありながら、トナカイ(?)のキャノンにはしっかりメタリックなウェザリングが施されているところなんか芸が細かく、さすがです。
ガンプラはその背景ストーリーとデザイン上、「見立て」文化が盛んなダンボール戦記よりもやはり「見立て」が難しいという地味な欠点があり、
センスがいりますが、背景小物に至るまでのこのトータルデザインは見事です。


 なんか店長さんはこの寸評コメント気に入って頂いたらしく、参加者にこのコメントを渡す、と仰ってくださいましたが、大丈夫かなオイ……w

 

 そんなこんなで、あっという間に、楽しい、こころ癒される、模型工作冥利に尽きる趣味の時間は、過ぎてしまいました。
 家人の神社仏閣でのイベントが14時くらいに終わったので、さすがにこれ以上ここで居るわけにもいかず、計3〜4時間、延々地球堂模型さんでお世話になりました。
 

 あまりに名残惜しいのですが、「また来ればええねん」と思い、

残「また来ます、絶対来ます! 工作スペースまたお借りして、作ります」

南「ぜひ! 今日は遠いところからありがとうございました。これからもよろしくお願いします」

 そして涙の別れ……あー、あと4時間は居たかったー!
 しかしそんなに居たら、自宅に日が変わる前に帰れなくなりそうなんで、これはしょうがないですね……


南條店長、地球堂模型さん、ありがとうございました!
また必ず行きます!


※(この原稿は去年に書いていたのですが、今年5月に推敲して、UPしています。
  2018年M3春の、シングルCD制作の打ち上げもあって、温泉につかると同時に、
  また浜田に行く計画をたてています本気で)




●それから

 買いましたコトブキヤ「ヘキサギア」シリーズ「ボルトレックス」を、作りました。
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これは、地球堂さんの御計らいで、地球堂さんの「壽屋限定コンテスト」に出させて頂いたものなのですが、
以前に作った同じくブキヤの「スナイパーの女の子」と組み合わせて、
「旧き狩人夜闇を駆ける」
(ふるきかりうどよやみをかける)
とタイトルをつけてみました。


また、最後のは鉄道模型のジオラマ素材を使ったのですが、
ボルトレックスをバイクモードにして、簡易背景と組み合わせて展示してみたものです。

地球堂さんの壽屋限定コンテストで求められる「俺設定の点数」ですが、

攻撃遠距離 4
攻撃近距離 2
守備 2
運 2
機動性 5


という、機動力全振の潔さですw


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※info
地球堂模型 
〒697-0033
島根県浜田市朝日町1427
営業時間 11:00〜19:00
定休日 木曜日



 

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