もくじ
第1回(前日譚〜第一日到着)
第2回(第一日〜夕方・まるまるさん家)
第3回
●旅程
7/5(水)
山奥→出雲市駅→岡山県・備中高梁(●今回はここまで)
→美星町(青空市場、星空公園、天文台、白糸滝)→まるまるさんの家→居酒屋→ホテル
7/6(木)
ホテル→倉敷方面→大原美術館→二郎系ラーメン屋→模型屋→倉敷駅→出雲市駅→帰宅
●前説
わたし残響は、島根県の出雲に住んでいます。その中でも、
とても山奥に
。こないだ東京のひとに「人外魔境」って呼ばれました。
ときに、この当時の前後、Twitter(
Twilog6/14前後参照)を見てもらえればわかると思うのですが、
大変に
仕事上、大きなイベントを控え、各種実地・事務作業でふん詰まっておりまして。イライラ度マックス。
まぁ、なんだかんだで、結構デカめのイベントをなんとか終えて、
そして休みを挟んで、イベントの後始末をこまごまやっていました。
その時やっていたのが、
岡山−出雲の運搬経費の比較計算。
いろいろと報告書類を作る必要がありましてね。
九九が出来ない残響さんですから(本当)、指令に従ってネットで運賃を検索して上司2号に逐一報告しておりました。
休みを挟んだとはいえ、「あーなんでこんなにイライラせんとあかんのだろう」と悶々。
旅行行きたい。
岡山行きたい。ネット友人が居るのですよ……。
自分のネット友人の中でも、エロゲ/オタ文化師匠を通じて、前々からお付き合いさせて頂いている御仁で。
つい先日もSkypeをしたばかりだという。
長年、同じ本州……山陰・山陽の違いはあっても、地理的にはまあまあ近いところに住んでいる、というのを知っており、
いつかは行かねば、と思いながらニアミス。
向こうのほうも、仕事関係の慰安旅行で出雲大社に来たことはあるけども、幹事という立場上、気軽に会えはせず、ニアミス。
あー、旅行行きたい。このグダグダから逃れて岡山行きたい……。
と思いながら計算をしていて。
……ん?
冷静にこうして実地で計算してみれば、案外安い?
そして案外近い? 日帰りはハードコアすぎるにしても、1泊2日あたりなら何とかなりそう?
……
………………
(ニヤリ)
すぐ側にいた上司2号に即座に相談してみる。
残:「もうイベント終わったし、
行ってもいいっすか」
上2:「いいよー」
はい決定であります。
あとは、当のネット友人の御仁に許諾を……
残:「突然ですが、
行ってもいいっすか」
ま:「いいですよー」
てなわけで……
突然、岡山に小旅行することになりました。
旅行の鉄則は、下記の
エロゲ/オタ師匠より学びました。
「人生思い立ったが吉日」
「行けたら行こうじゃなく、行きたいなら行く」
そんなこんなで1泊2日の旅行記です。
よかったら、楽しんでお読み頂けたら、と思います。
●7/4(火) 前日荷造り
同人音楽即売会・M3や、北海道旅行もあって、なんだかんだでそれなりに旅慣れてきているヒッキー残響さん。
さくさくっとキャリーに荷物を積んでいきます。
いつもの黒帽子ルック、そしてこんな感じに
おめーバーザム並みにバカだな!?(伏線
いや、やはりお土産はないとアカンと思い。そういう常識はありますわたし。
で、この火曜日に、外回りの帰りにショッピングモール行って、まあ酒の一本でも……と。
そしてこれを見かけてしまって。これもシマーネ農業王国の地酒でして。まじで。
まあ多少は悩みましたよ? それでも、こう北海道の方向から、ネタの神の思し召しが……。
というわけで、買って、荷物に積み込むという。
さて、なぜここで北海道が出てくるか、というと。
今回お世話になる岡山のネット友人・
「まるまる」さん(
Marumaru's TinyPlaza 管理人)(Twitter
@canaan18
)。
先にも述べましたが、まるまるさんは、残響のエロゲレビュー、そしてオタ文化の師匠(的存在と勝手に目してる)、
エロゲレビュアー、
Nagaleさん(北海道在住。「
Nagale's
Homepage 岳流」管理人)の古くからのご友人。
前世紀(90sだから)からなので、Nagaleさんとのお付き合いは残響より長い。
そもそもまるまるさんと知り合うようになったのも、Nagaleさんとの御縁あってのこと。
Nagaleさんと言ったら、旅行のとき、不思議なほど呼びこむ「ネタ体質」。(北海道ー東京の飛行機が無事に飛ぶかどうかなどは序の口)
Nagaleさんに敬意を表するからには、やはりNagaleさんにあやかってネタのひとつでも用意せんとあかん、という(迷惑な話やで……)
そんなわけで、迷酒「
死神」をセッティングして、各種荷物を積み込み、切符と財布とスマホ電池だけ確認して、
さあ睡眠……
ーーと思ったら、いつもの就寝時間より、だいぶ時間があいてしまった。明日を控えて、ちょい興奮ぎみでもある。
しょうがない。ちょっと脳を疲れさせるか。
ということで、手持無沙汰な隙間時間を使って、
エロゲー批評空間用のレビューテキストを書く。
30分くらいで、だいたい4000字の
「空気力学少女と少年の詩」の音楽レビューが出来て、えろすけに投下。
ピクシーズ「Alec
Eiffel」の歌詞を日本語訳してだから、結構手間がかかっているレビューですw
おめーバーザム並みにバカだな!?(二回目)
(2日目で買ったの、
岡山で)
●7/5(水) 1日目 天気 出雲:豪雨
(窓の外を見る。
打ち付ける豪雨)
朝早く起き、出雲市駅へのバス停に向かい……車からバス停に降りた時、「死神」酒なんつーネタはいらんかったと気づきましたね。
ええ、数日前に
台風
が島根を抜けていったのです。だから、大丈夫だと思っていました。
ところが、低気圧がまだ残っていまして。エロゲ的擬音で言うならこう。
びゅおおおぅおぉうおうおうおおう(風音様)
びゅおぉおおおぉうぉう、バラバラバラバラ……!(雨音)
豪雨やないか!!
そんなふうにしてバスに急いで乗って、さっそくタオルを濡らすのこころ。
なんとか地元の町(村)を抜け、出雲市駅にまで辿り着く。
少し雨足は弱まるものの、それでも依然強い。
なんと島根県西部(出雲、そして岡山行き方面は東部)に大雨警報が出ていて、
なんとTwitterでは「島根大丈夫」がトレンド入りする異常事態。
……ネタって、なぁ……(沈黙
まあ、それでも岡山まで向かえば大丈夫だろう、と。
そこでまるまるさんから連絡が入る。
ま:「岡山、大雨土砂警報が出たんですけど……今日は山を車で走ろうと思っていたのに……」
天を仰ぐ。そこには親切心のかけらは見えるだろうか。
見えない。見えるのはネタを通り越した大粒の雨だけだった……(ポエム
(鉄っちゃんみたいに待ちかまえてもないし、一眼レフも持ってないからブレてる)
そんなわけで、列車。やくも号にて、岡山へ……
雨に打たれていたのもあって、疲れたのか、わりとすぐに列車内で寝てしまう。
(これくらいしかそのとき撮れた写真はなかった。渓谷を抜けて集落に出たくらい)
ーー起きたときには、岡山の渓谷を分け入る、緑と水のシンフォニー……!
どんどんと列車は、谷の間を抜けていく。深く、濃い色の緑が、わたしの目を覆う。
あの大粒の雨は、起きたときには小ぶりになってた。
なんと深い緑か……! 学生時代、この列車を使ったことはあったけど、ここまで緑は深かっただろうか……!
……疲れてたのかなぁ、としみじみ思いました。
備中高梁駅
にて、下車。
岡山まで向かわないのは、今回自分が「見てみたい!」と言うたところ(目次・旅程のコース)は、
岡山(市)まで下るよりも、備中高梁〜倉敷で十分に範囲的に収まる、とのことでしたので、
そこはナビ(案内)をしてくれるまるまるさんに全面的に従うことに。
地元のひとの意見はマジ大事で、これに背いてロクなことにならんというのは旅行者の鉄則ですw
改札をくぐって、待っていてくだすった、
まるまるさんと合流。
ま:「あ、まるまるです」
残:「残響です。本名〇〇。今回は本当にお世話になります……!」
電話とかSkype、あるいはお互いに贈り物(ギター機材や本とか)などしあう仲ではありますが、
実際の姿をお見掛けしたのは、お互いはじめて。
まあ、残響はいつもの黒帽子姿です。
で、まず、備中高梁駅の中の
図書館
……どうもここは例の「TSUTAYA図書館」の系列らしく。
ネットではこの図書館系列、「おめホントに文化大切にしとんのかい?」という文脈で語られていますが、
そこのところ、まだここに行っていないまるまるさんも気にしていたらしく、
お互い図書館ヘヴィーユーザだけあって、行ってみんとす。
実際、書店とスターバックスと併設する形で、図書館はありました。
とても綺麗で清潔です。新しいですからね。
蔵書量もあって、わたしとまるまるさんが感心したのは、「売れ線娯楽小説よりも、文学全集や科学系の本が前面に出てきてる配置」だったり。
いわゆる「キャッチー」な図書館経営一辺倒だったら、こういう配置にはしないよなぁ、と。
それに、自分たちが若かったら、こういう文化施設があったら、毎日でも通ってちまう、っていうのは二人とも同意でした。
ちなみに百合姫の今月号を買おうとしたけど荷物だから止めときました(なお記事タイトル)
そんなこんなで、まずは車で、「美星(びせい)」なる地域に行こう、ということになり、まるまるさんの運転でGO、という次第。
トランクに荷物を積み込み、軽快なfripsideの曲を聴きながら、車は山の方面へすいすいと……!
ま:「こないだ
Mirinさんが
岡山に来たときに行ったfripsideのライヴは本当に良くて……」
残:「イヤあのひとも良くそこまでしましたよね、びっくりでしたよ」
話は弾む……!
(
オフレポ第2回
に続く。全3回)
第1回(オフレポ全3回)
第2回
第3回
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